少年は、たまに遠くへ行きたくなる。
こんにちは、佐久間裕司です。
子供の頃、たまに自転車で行ったことのない、どこか遠くへ行きたくなることがありました。
急に思い立って。
子供の頃と言いましたが、高校時代にもありました。
当時大阪に住んでいましたが、なぜか神戸方面へ行ってみたいと思い、普通の自転車で、ひたすら西を目指し、こぎ続けました。
お金もなかったので、1000円ぐらいしか持っていませんでした。
飲み物代と、どこでコンビニのおにぎりにするか、牛丼屋に入るか、計算しながらの旅です。
3~4時間かけて、元町のポートタワーまでたどり着きました。
たどり着いた達成感はほんの少しで、これから帰らなければならないことを考え、少年は憂鬱になります。
少年の自転車旅は、いつも行きはウキウキ、帰りはダレダレでした。
帰路の途中で、自転車チェーンが外れてしまい、ピンチに陥りました。
たまたま近くに消防署があったので、そこで、
「すみませーーーんっ!!!!」
と声を張り上げたら、消防署からガタイのいい大人たちが出てきてくれて、事情を話すと、皆さんで、外れたチェーンを元に戻してくれました。
助けてくれていなかったら、やばかった。
そんな幸運な出会いも、自転車旅では時に起こりうるのです。
少年の頃は、暇になると、こぎ出していました。
end・・・・
消防署の皆さん、ありがとうございました。