理由は憶えていないけど、ケンカはしていた。
こんにちは、佐久間裕司です。
小学生の息子が、「今、○○とケンカしてるから遊ばない」と話していました。
最近、○○君の名前を聞かないなぁと思っていたら、そういう理由があったんですね。
思えば、私も少年の頃、多少なりとも友達とケンカをしている時期がありました。
ケンカした理由は、もう思い出せないぐらい些細な事だったんでしょうが、その当時の少年たちにとっては、「これは譲れない!」と感じる事案だったのです。
私は、小学2年生の頃、高台にあった空き地で、友人と2人で遊んでいると、何かが原因で、言い合いになり、腹がたったので、地面に転がっていた両手ほどの大きさの石を、勢いで拾い上げ、
「この石、投げんぞ!!」
と叫びました。
すると友人は、
「投げてみぃや!!」
と答え返してきました。
投げるつもりがないことを、見透かされていました。
それが悔しくて、友人がいた位置とは全く違う方向へ、悔し紛れに投げました。
「バリィーーーーン!!」
ガラスが割れる音が、あたりに響き渡りました。
私と友人が駆け付けると、高台の下に駐車されてた車のリヤガラスが、粉々に割れていました。
もうケンカどころでは、なくなりました。
怒りをぶつける方法を、少年は間違えたのです。
無造作に周りを確認せず、大きな石を放り投げてはいけませんでした。
その日の夜、はじめて親父にゲンコツをくらいました。
次の日からは、友達関係は通常に戻っていました。
end・・・・
たくさん遊んだあの空き地には、今では立派なマンションが建てられていました。