遅刻して教室に入ると、みなが振り向くから恥ずかしい。
こんにちは、佐久間裕司です。
中学校の時、手の指を骨折して、たまに病院に通院してから学校へ登校するときがありました。
誰もいない下足ロッカーを通って、静かな階段を上がっていきます。
教室内からは、先生の授業を教える声が聞こえてきます。
一つ呼吸をしてから、ドアに手をかけ、一気に開きます。
「!!!!」
進行していた授業が一瞬止まり、皆が一斉に振り向きます。
あの瞬間が苦手でした。
全員の視線が、自分に集中します。
堂々と遅刻してくる人は、毎回これを受けてもビクともしないんだろうなぁ、と考えていました。
自分は何もサボって遅刻したわけではないので、堂々と入ればいいのですが、どうしても心の中で「すみません!!」という感じで、こそこそ入っていました。
もうケガとかの理由以外で、遅刻は絶対にしたくないと、思っていました。
end・・・・
一人だけ浮いていることに、最後まで慣れませんでしたね。
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