勝手に恥ずかしいと、思っていました。
こんにちは、佐久間裕司です。
子供の頃、50棟ぐらいある集合住宅、いわゆる団地と呼ばれる所に住んでいました。
近所付き合いも盛んな時代だったので、誰がどこに住んでいるのか、だいだいわかります。
恥ずかしがり屋で、自意識過剰だった私は、洗濯物を干すことが、苦手でした。
「あいつ、洗濯物干してるで!」
干している所を見られるのが、イヤでした。
母の手伝いで洗濯物を干すのですが、なぜか子供心に、洗濯物を干すことが男らしくなく感じてか、誰にも見られたくないなぁ、と思っていました。
ですが、車の駐車場を挟んですぐ隣の棟には、騒がしくてやんちゃな話好きなクラスメートが多くいたので、いつ見られているか、気が気ではありませんでした。
「お~い、何してるん!?」
と離れたところから、平気で叫んでくる奴らだったので、余計に勝手に気が滅入りました。
洗濯物を干すことは、全然恥ずかしいことではないし、大人になった今では、むしろその干している時間が、頭を空っぽにするいいタイミングになっています。(真冬と真夏いがいですが・・)
それでも私は、隠れるように干していました。
end・・・・
住んでいたのが1階だったので、余計に見下ろされている感覚が、強かったんです。