いつ入ってこられるか、気にしていました。
こんにちは、佐久間裕司です。
子供の頃、集合住宅いわゆる、団地に住んでいました。
私が住んでいた団地の部屋には、鍵をかけれる部屋(扉)はありませんでした。
唯一、トイレだけ鍵がかけれて、他は全て、左右にスライドして開け閉めする扉でした。
ですので、いつ親が部屋に入ってくるかわかりません。
私の部屋には、両親の上着をしまう箪笥が置かれていたので、ちょいちょい入ってきます。
いきなり、ガラっと開けられることはありませんでしたが、それでもゲームしたり、漫画を読んでいたりすると、ちょっと気まずさを感じたりしました。
高校生になってからは、部屋へテレビを持ち込んでいたので、入ってこられて、今何を見ているのかを知られるのが、恥ずかしかった。
やっぱりお年頃なので、女性アイドルとかのバラエティ番組を見ているところを見られるのは、ちょっと気になりました。
娘なら、「今入らないで!」と言えますし、聞きいれてもらえると思いますが、息子がそれを言ったら、生意気なだけのような気がして、言えませんでした。
コンコン!っとノックされて、「ちょっといいか!」と聞かれたら、もう拒否権は息子にはないわけです。
なので、何を見ているか知られないように、テレビを扉側から見えない向きに置き、なおかつ、いつでもチャンネルを変えれるように、手元にリモコンを用意していました。
無論、イヤホンをしながら見ます。
親の立場になって思いますが、できれば扉は開けといてほしいものなんですよね。
毎度、ノックして気にかけるのも、ちょっと面倒に感じる瞬間があります。
少年からしたら、親へ知られたくない一面が増えてくるのです。
end・・・・
テレビを見ている時は、いつも扉をビタッと閉めていました。